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〜 Mac Pro で映像編集 〜
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冷静に考えてみれば当たり前のことだった。
アナモフィックかどうかはそのシーケンスに置いたクリップのピクセルアスペクト比には全く関係がないんだ。
そのためにアナモフィックというやり方があるわけで。

こんなことも考えずに今まで映像やってきてたのか。。。



NTSCの4:3映像は、720x480のものが640x480 4:3 になってる。
だからよく言われるようにピクセルは正方形じゃなくて縦長だ。
この時のピクセル縦横比は、
縦を1とすれば、縦:横=1:0.8888
横を1とすれば、横:縦=1:1.125

NTSCで16:9のアナモフィック映像は、720x480のものが(480*16/9)x480 16:9 になってる。
この時のピクセル縦横比は、
縦を1とすれば、縦:横=1:1.1852
横を1とすれば、横:縦=1:0.843

というわけで、数字をよく見てると気づくんだけど、FCPの「歪み」欄にある「アスペクト比」っていうのは、
「横を1にした場合の ( 横 - 縦 ) * 100 の値」
のことだ。




<まとめ>

クリップの横の解像度をx、縦の解像度をyとする。
シーケンスの横の解像度をX、縦の解像度をYとする。

<重要>
・クリップによってシーケンスの解像度がフルに満たされる(レターボックスになったりクロップされたりしない)場合に限って、出力される映像の縦横比(4:3とか16:9とか)は関係ない。
・どんな解像度のクリップであれ、拡大縮小とアスペクト比を調整することで、シーケンスの解像度をぴったり満たすことができる。
・さらにその場合、アスペクト比は出力される映像の縦横比(4:3とか16:9とか)に関わらず、シーケンスの解像度によって決まり、あとは拡大縮小で調整することになる。


この場合、FCPでいうアスペクト比は、(xY/Xy-1)*100 となる。

SD出力に限っていえば、X=720、Y=480なので、(2x/3y-1)*100 となる。

シーケンスが16:9の場合、X=Y*16/9 なので、アスペクト比は、(9x/16y-1)*100 となる。









クリップの解像度シーケンスの解像度出力される映像の縦横比アスペクト比
640x480720x4804:3-12.5
640x480720x48016:9-12.5
720x480720x4804:30
720x480720x48016:90
1920x1080720x4804:318.52
1920x1080720x48016:918.52


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